計測の設定

計測設定

計測の設定項目の詳細です。チャタリング設定についてもこちらをご覧ください。計測画面で[計測設定]ボタンをタップすると設定画面が表示されます。各項目の詳細は以下の説明をご参照ください。


設定項目の詳細

cfg-1

cfg-2

チャタリングキャンセル時間[msec]

チャタリングキャンセルの時間を設定します。
初期値: 50 msec
設定可能値: 0~999 msec
※詳細は下の「チャタリング設定」の項目を参照ください。
トリガの設定
外部トリガの設定です。本体のMAT2端子にスイッチ(別売)を接続し「外部トリガ」を設定するとスイッチの操作で計測を開始できます。
ステッピング計測の設定
接続するマットの枚数を設定します。
設定可能値:1~2
※両足でステッピング計測する場合はマットを2枚使います
計測開始時のカウントダウン
カウントダウンのON/OFFを設定します。
カウントダウン時間 [sec]
ジャンプ時のカウントダウンの秒数を設定します。
設定可能値: 0~99 秒
計測開始時に音を鳴らす
開始時に鳴らすブザー音のON/OFFを設定します。
計測データ自動アップロード
計測データは初期設定ではクラウドサーバに自動アップロードされません。ONに設定すると計測後に自動でアップロードを行います。
RJのジャンプ回数
リバウンドジャンプの回数を設定します。

初期値: 5 回
設定可能値: 1~500回

ステッピング計測の制限時間[sec]
ステッピング計測の制限時間を設定します。

初期値: 20 秒
設定値: 1~500秒

代表試技
1つの計測データに複数の試技がある場合、データの比較時に比較画面に表示する試技を選ぶ必要があります。「ジャンプ指数」が最大、または「跳躍高」が最大の試技を代表試技とします。
負荷[Kg]
ウェイト(おもり)を付けてジャンプする場合の重量を設定します。

初期値: 0 kg
設定値: 0~299 kg

DJの台の高さ[cm]
ドロップジャンプ(DJ)で使用する台の高さを設定します。

設定値: 0 cm
設定可能値: 0~299cm

腕の振り
カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)時の腕の振りの「あり/なし」を設定します。

チャタリング設定

チャタリング設定をすることで計測値の異常をある程度防止できます。
チャタリングとは?

ジャンプを計測する際にマットにかかる荷重が小さく、マット内で電極が短時間のオンとオフを繰り返す現象をチャタリングと呼びます。チャタリングが発生すると、「滞空時間が極端に短い」、「跳躍高が実際よりも低い」など、計測値が異常となることがあります。
離地と接地の瞬間の他、被験者がすばやく膝を曲げて沈み込む抜重(ばつじゅう)動作時、体重の軽い人や子供の計測時などマットにかかる荷重が小さくなる際に、チャタリングが発生したり、一時的にマットスイッチがオフになることがあります。本システムでは「チャタリングキャンセル時間」を設定(短い一定時間のオン/オフ変化を無視)することにより、チャタリングや意図しないオフによる計測値異常をある程度抑えることができます。

チャタリングによる計測値異常を防ぐには?

計測値が異常な場合は、設定メニューの「チャタリングキャンセル時間」の設定で回避できます。以下の数値を目安に設定してください。(※100%回避できるわけではありません)

通常の試技者
200msec
子供やお年寄り
50msec

子供のジャンプ計測時の注意点  

小さな子供は足が小さく体重が軽いため、ジャンプ計測で測定値が正常に出ない場合があります。その場合は以下に注意して計測してください。

■ マットスイッチは硬く平らな床に設置する(カーペット床等の上にマットを置いての計測は避ける)。
■ 裸足ではなく靴を着用して計測する。
サンダル(底がスポンジ状のもの)では計測しない。
■ 適切なチャタリングキャンセル時間を設定する。