Frame-DIAS 6
2D&3D Video Motion Analysis System
2次元/3次元ビデオ動作解析システム -フレームディアス 6-

主な利用分野ゲーム分析スポーツ・バイオメカニクスリハビリ人間工学

「Frame-DIAS 6」は、日本国内で1100ライセンス以上の導入実績を誇るビデオ式動作解析システムです。

手動/自動を併用したシステムで、幅広い分野の動作解析をサポートします。
要求の厳しいスポーツ解析で磨かれた強力なデジタイズ手法と、豊富な解析メニューが最大の魅力です。
4K映像を使用した解析にも対応しました。

※Version 2.0からの本製品はWindows10以降の64bit OSでのみ動作します(Windows11対応)

Frame-DIAS 6の新機能

- New Feature of Frame-DIAS 6 -

>

AIデジタイズ機能

専用マーカーとAI演算用PC(共に別売)を使用します。AIが映像上の関節点を自動で識別し、座標を取得します。 4K映像(4096 × 2160 pxl 解像度の映像)もAIデジタイズに使用できます。

>

3次元CC法

3次元CC法により、最少3点の較正点によるキャリブレーションで3次元解析が行なえます。 従来の3次元DLTでは6点以上の較正点が必要でしたが、本手法では最少3点の較正点をもとに3次元較正を行えます。 較正点は、平面的配置でも問題ありませんので競技場やコートのライン等が使用できます。 競技会での撮影の際に、キャリブレーション作業のために計測空間に立ち入る必要がなくなります。
※ 本解析ではレーザー距離計(別売品)を使用します。

>

同期点の自動抽出

設定を有効にすることにより、シンクロナイザの発光タイミングをソフトウェアが自動で検出します。

>

4K映像対応・動画処理の高速化

動画キャッシュ機能により、4K映像でも動画解析を快適に行なえます。動画キャッシュ機能に対応するムービーファイルの形式はMOV、MP4です。AVIは本機能に対応しておりません。
※ビデオカメラで撮影された映像ファイルで動作確認していますが、全ての MOV、MP4ファイルの規格に対応しているわけではありません。コーデック環境などの要因により、再生できない動画ファイルもあります。
Frame-DIAS6の新機能詳細

特長

- Feature -

>

撮影

●屋内・屋外を問わず、試合等様々な環境に対応
●広範囲に渡る動作には、パンニング撮影も可能
●カメラ1台で2次元データを取得でき、2台以上あれば3次元データを取得可能
  (最大8台まで)
●民生用カメラからハイスピードカメラまで、各種ビデオカメラに対応
●4K解像度の映像にも対応
●ミニDVテープや動画ファイル等、今まで撮り貯めた様々な媒体に対応
●反射マーカーやカラーマーカーによる、自動追尾デジタイズが可能
●手動デジタイズを用いれば、マーカーを貼付できない実践環境やマーカーに拘束されない自然な動作のデータを取得可能
●動画キャッシュ機能で、解像度の高い画像のデジタイズ処理も快適に

>

デジタイズ・キャリブレーション

●豊富なキャリブレーション手法により、2次元・3次元のあらゆる解析方法に対応
 (2次元4点実長換算/2次元,3次元DLT/各パンニング、3次元CCの合計7種類)
●わかりやすいキャリブレーション画面
●3次元CC法により、競技会などのキャリブレーションに立ち入れない環境でもデジタイズと解析が可能に
●デジタイズを豊富な補助機能でサポート

  - 反射マーカーやカラーマーカーの自動追尾デジタイズ
  - 手動デジタイズ(マーカーを使用できない場合)
  - コマ飛ばし、補間
  - 拡大デジタイズ
  - ドラッグデジタイズ
  - デジタイズ補助線
  - 仮想CP表示
  - 軌跡表示
  - AIデジタイズ

 ※ AIデジタイズには専用の解析装置(AI演算用PC)とマーカー(別売)が必要です。
※ 3次元CC法による計測は、確率に影響される部分があるため、常に同じ計測結果を保証するものではありません。

>

解析

●スティックピクチャ表示
●豊富な解析機能
 (変位系,相対位置,点と平面,角度系,オイラー角,線と平面,質点系,関節トルク)
● マーカー座標に基づくキネマティクス的分析
● 身体重心、仮想点を算出
● モーションキャプチャデータ(C3Dファイル)をインポート
● 床反力をインポートしてキネティクス的分析
 (別途、床反力計測システムが必要です)
● デジタイズ座標、2次元座標、3次元座標をテキスト出力
● 自作プログラムや表計算ソフトで任意の解析が可能
● スティックピクチャやグラフの動画ファイル保存
● 動画ファイルとの連動
● 各種解析項目のグラフなどの連動

オプション機能

- Optional Feature -

>

スライドショット

●選手へのフィードバックや複数被験者のフォームを比較等に有効
●ビデオ映像やスティックピクチャから連続写真を作成
●任意の位置での改行や、ロール紙のように横に流れてゆくパラレルレイアウトが可能
●手動,自動トリミングにより、画像のエリアを指定
●印刷機能

オプション製品

- Optional Products -

>

データ転送レーザー距離計 (GLM 150C)

推奨のレーザー距離計です。3次元CC法による計測で、較正点までの距離を測定するのに使用します。

●測定ポイントを画像で確認
●2.8inch大型カラー液晶画面
●デジタルビューファインダー8倍ズームで、測定ポイントの位置決めが正確に

製品仕様
測定範囲 距離測定: 0.08 ~ 150m
傾斜測定: 0 ~ 360°
測定単位 距離測定: 0.5mm
傾斜測定: 0.1°
電源 単3アルカリ乾電池 3本
質量 210g(電池含む)
本体サイズ (H)142x(W)64x(D)28mm

>

AIデジタイズ用カラーマーカー(PH-1850)

AIデジタイズ用のマーカーセットです。 右半身に赤、左半身に青のマーカーをそれぞれ装着します。 撮影時の動作に影響を及ぼさないよう、伸縮性のある素材で作られています。
※AIデジタイズには、必ず本マーカーを装着する必要があります。

プログラム別機能 / 仕様

>

プログラム別機能

項目デジタイズプログラムデジタイズプログラム
+
2次元解析プログラム
デジタイズプログラム
+
3次元解析プログラム
デジタイズ機能
座標の補間
フィルタ○ (スティックのみ)○ (スティック、グラフ)○ (スティック、グラフ)
スティックピクチャのデザイン
ファイル入出力
クリップボードにコピー
スティックピクチャのAVI保存
規格化、平均化○ (規格化のみ)
共通設定項目
2D、3D解析設定項目
算出データとグラフ表示変位系グラフ○ (X、Y 合成)○ (X、Y、Z 合成)
相対位置グラフ○ (X、Y 合成)○ (X、Y、Z 合成)
点と平面グラフ○ (正負、絶対値)
角度系グラフ○ (XY)○ (XY、YZ、XZ、3D)
オイラー角グラフ○ (第一回転角、第二回転角、第三回転角)
線と平面グラフ○ (鋭角、鈍角)
質点系グラフ○ (X、Y 合成)○ (X、Y、Z 合成)
関節トルク○ (2Dトルク)○ (3Dトルク)
AD変換グラフ
FFT、ヒストグラム他
統計処理
スライドショットオプション○ (スライドショットのみ)○ (スライドショット、イベントショット)○ (スライドショット、イベントショット)
画像と波形の同時呈示

>

ソフトウェア仕様

カメラ数2D : 1 ~ 8台
3D : 2 ~ 8台
解析周波数カメラスピードによる
画像分解能最大2000×2000ピクセル
映像形式AVI、MP4、MOV形式
データ数200ポイント 216,000フレーム
インポート可能なデータデジタイズデータ、キャリブレーションデータ、2Dデータ、3Dデータ、TRIASデータ,C3Dデータ、CSV データ、TXTデータ、解析設定データ
エクスポート可能なデータデジタイズデータ、キャリブレーションデータ、2Dデータ、3Dデータ、DIFFデータ、モーションデータ、C3Dデータ(*)、解析設定データ、クリップボードにコピー(グラフ、解析値、スティックピクチャ)